画像(グラウンドオーバーレイ)を追加する

本SDKは、マップに緯度経度に紐付いた画像を追加することができます。
緯度経度によって画像がマップ固定されているため、ズームや回転、チルト操作によって画像が連動します。

GroundOverlayOptionsオブジェクトを作成し、次のメソッドでマップに追加することで、地図にグラウンドオーバーレイが追加できます。

ZDCMap.addGroundOverlay(GroundOverlayOptions)

このメソッドはGroundOverlayオブジェクトを返すので、これを使って追加したグラウンドオーバーレイを変更/削除することができます。

GroundOverlayOptionsには、以下のプロパティがあります。

プロパティ 概要  
Position グラウンドオーバーレイの座標(緯度経度)を指定します。
指定には以下の2通りの方法があります。

・緯度経度
画像の重心の緯度経度と画像の幅(メートル)を指定します。
画像の高さ(メートル)も指定することができます。指定しない場合は、画像の幅とアスペクト比から計算されて自動で設定されます。

・バウンディングボックス
画像を収める範囲を、左下、右上の緯度経度で指定します。
指定された範囲に従って、画像は伸縮します。

 
Anchor 画像の重心を設定します。
画像の左上が(0.0,0.0)、右下が(1.0,1.0)となります。
デフォルト値は中央(0.5,0.5)です。
緯度経度指定のときのみ、このプロパティは有効です。
 
Image 画像を設定します。画像サイズは1024×1024以下でなければなりません。  
Bearing 画像を回転させる角度を設定します。  
Transparency 透明度を設定します。設定した画像に透過値が設定されている場合は、その値にこのプロパティを加味した値が設定されます。  
zIndex グラウンドオーバーレイの描画順を設定します。この描画順は、他図形(Polyline, Polygon, Circle)のzIndexも含めて決定されます。値が高い図形が、低い図形の上に描画されます。最大値は124です。  
Visible グラウンドオーバーレイの可視性を設定します。trueの時に描画し、falseの時は描画しません。  
Clickable onGroundOverlayClickイベントの発生可否を設定します。trueの時に画像がタッチされるとイベントが発生します。  

以下はグラウンドオーバーレイを追加するサンプルコードです
・緯度経度指定

GroundOverlay overlay = map.addGroundOverlay(new GroundOverlayOptions()
            .position(new LatLng(35.626153, 139.742092), 500)
            .image(BitmapFactory.decodeResource(getResources(), R.drawable.info_image))
            .anchor(0, 1)
);

・バウンディングボックス指定

GroundOverlay overlay = map.addGroundOverlay(new GroundOverlayOptions()
            .positionFromBounds(new LatLngBounds(new LatLng(20, 140), new LatLng(40, 145)))
            .image(BitmapFactory.decodeResource(getResources(), R.drawable.info_image))
);