コントローラーとジェスチャー

マップに存在する各UIコントローラーと、操作可能なジェスチャーについて解説します。
マップ上のUIコントローラーと、ジェスチャー操作を設定するクラスとして、UiSettingsクラスが用意されています。
このクラスオブジェクトは、ZDCMap.getUiSettingsメソッドを呼び出すことで取得できます。
UiSettingsクラスでは、各コントローラーの表示非表示や表示位置、画像を設定できるほか、
各ジェスチャー操作の有効/無効を切り替えることができます。
※一部のアイコンや画像は、ZDCMapクラスのメソッドから設定を変更することができます。

・現在位置ボタン
現在位置ボタンは、ボタン押下で現在位置にマップが移動します。
現在位置に移動するには、「端末の位置情報設定」、「マップの位置情報設定(ZDCMap.setMyLocationEnable)」が有効になっている必要があります。
UiSettingsに用意されているメソッドを使用することで、ボタン画像や表示位置の変更、表示/非表示の切り替えを行うことができます。

・現在位置アイコン
現在位置を表示します。
周囲の円は、現在位置の精度を表します。
現在位置アイコンは、ZDCMap.setMyLocationIconメソッドを使用することでアイコン画像の変更が可能です。
デフォルトの現在位置情報はGPS(or Network)から取得した情報ですが、ユーザーが任意の情報に変更することもできます。
ZDCMap.setMyLocationEnableメソッドで表示/非表示を切り替えることができます。

・ズームコントロール
ズームコントロールは、マップを拡大/縮小することができる二つのボタンを持っています。
ボタンをクリックすることで、1レベル拡大/縮小します。
また、ボタンを押し続けることで、連続して拡大/縮小することもできます。
UiSettingsに用意されているメソッドを使用することで、ボタン画像や表示位置の変更、表示/非表示の切り替えを行うことができます。

・コンパス
コンパスは、現在のカメラの向きを表示します。
コンパスをクリックすることで、傾きとカメラの向きがデフォルト（傾き無し、カメラ北向き）に戻ります。
UiSettingsに用意されているメソッドを使用することで、画像（背景・針）や表示位置の変更、表示/非表示の切り替えを行うことができます。

・スケールバー
スケールバーを表示します。
スケールバーの縮尺は、地図中心を基準として算出されます。
UiSettingsに用意されているメソッドを使用することで、表示位置の変更、表示/非表示の切り替えを行うことができます。

・中心マーカー
地図中心を表すマーカーです。
中心マーカーは、ZDCMap.setCenterMarkerImageメソッドを使用することでマーカー画像の変更が可能です。
ZDCMap.setCenterMarkerEnableメソッドで、マーカーの表示/非表示を切り替えることができます。

・デフォルトデザイン
各コントローラーは、デフォルトで３種類のデザインがあり、ユーザーは任意のデザインタイプに変更することができます。

デザインを変更するには、UiSettings.changeUiTypeメソッドでタイプを指定してください。
全てのコントローラーが、そのタイプのデザインに変更されます。
（異なるタイプを組み合わせて設定することはできません）

タイプ	現在位置ボタン	現在位置ボタン （フォーカス）	現在位置 アイコン	コンパス背景	コンパス背景 （フォーカス）	コンパス針	ズームインボタン	ズームインボタン （フォーカス）	ズームアウトボタン	ズームアウトボタン （フォーカス）	中心マーカー
0
1
2

本SDKでは、地図の操作をジェスチャーによって行うことができます。

スクロール

画面上の地図をドラッグすることで、地図をスクロールすることができます。

ズーム

いくつかの操作で、地図をズームすることができます。

• ピンチイン/ピンチアウトで、地図をズームイン/ズームアウトします。
• ダブルタップで、地図を1レベルズームインします。
• 二本指タップで、地図を1レベルズームアウトします。
• ダブルタップしたまま指を上下に動かすことで、地図をズームイン/ズームアウトします。

回転

二本指で地図をタップしたまま回転操作をすることで、地図を回転させることができます。

チルト

二本指で地図をタップしたまま、ニ指間の距離を保って上下に動かすことで、地図を傾けることができます。